2007年2月24日

マッケンロー、フェデラーを語る

Stop liking Federer so much: Mac
Mark Hodgkinson
February 24, 2007

ジョン・マッケンローがフェデラーについて語ってます。
舌禍の多い方だと聞いていますが、フェデラーについてはさすがに攻める所も多くなさそうな雰囲気。来週でコナーズの記録を破って161週の連続No.1最長記録を打ち立てることが決まっているフェデラーですが、他の選手たちはなんとかしないと、あと161週記録を伸ばしちゃうよ、と言っています。


「思うけど、今の選手たちはフェデラーを尊敬しすぎだよ。彼は品のある男で、それが問題なんだろうね。何か間違ったことを見つけるのが難しいんだ。ロッカールームにフェデラーを嫌いな奴がいるとは思えない。僕やコナーズや、他の過去のNo.1は、そんな風に言われることはないだろうと思うよ」

「フェデラーは本当にコートに出るのが好きなんだ。テニスを楽しんでるし、人にも時間を割く。すべてが彼に有利に働いてる。でもコナーズや僕だったら、何とかして彼を好きにならない方法を見つけるだろうね」

「フェデラーはすごく冷静に見えるけど、僕たち(マッケンローとコナーズ)には彼を揺るがし得るようなキャラクターがある。僕たちなら、彼をいらいらさせようとしたり、勝ちたいってことを彼に示すだろう。それが僕たちのやり方なんだ。彼に骨を折らせ、激しい争いをするだろうね」

「コナーズが成功したやり方は、彼の母親のグロリアが彼に言ったように、世界を敵に回すってことだ。それが彼の態度だった。彼は信じられないぐらいうまくやったよ。フェデラーはもっとずっとしつけがいいね。落ち着いた家庭があって・・・彼の態度は典型的なスイス人だね。ものごとをありのままに受け止めてるみたいだ。でもアメリカ人はそうじゃない」

「フェデラーの中には僕やみんながあまり気づかないものがある。それは勝つことへの欲だ」

「突然、彼は自分自身を本当に信じるようになって、今では自分こそ最高の選手みたいに歩き回ってる。彼はそれに値するよ。彼は『うん、僕は本当にすごいよね』なんて言って、その言い方がなんだかおかしいね」

ボルグとのこと:
「ボルグについて、好きじゃないことが山ほどあったわけじゃない。僕がボルグと対戦する時、彼には信じられないようなオーラがあった。でも、僕たちはまったく違ってたから、お互いの最高の部分を引き出せたんだと思う。だから、相手を憎んだり嫌ったりするところまで行く必要がなかった。ボルグとは何の問題もなかったよ。ただ本当にすごい試合を何回かやったってことなんだ」

史上最高のプレイヤーについて:
「基本的に、この3人だ。レイバー、サンプラス、そしてフェデラー。順番は、好きなようにつければいい。フェデラーはもう大体そこまで行ってるよ。でももし彼が全仏を取れば、僕は彼を1番に据えるだろうね。彼にとっては、全仏を取る方が、サンプラスの記録の14スラムを破ることより重要だと思うよ」

自分が若い選手だったらフェデラーとどう戦う?
「彼に対して成功を収めるのに必要なタイプのゲームを僕は持ってたと思うよ。攻撃をしかけて、彼にプレッシャーをかける必要があるんだ。それと、彼をいらだたせようとするだろうね。でも悲しいことに、フェデラーに対してはうまくやれなかっただろうな。彼は本当に信じられない選手だからね」


他の選手は、フェデラーに対して意地悪になったり乱暴になったりできないのなら、せめて最後までファイトして勝利への意志を見せるべきだ!と言うことです。

プロの選手といえども、やはり嫌いな相手より好きな相手と戦うのは難しいものがあるのかも・・・
普通の世界では、なんとか周りとうまくやろうとして苦労してるのに、勝負の世界は逆みたい。なんだか妙ですね。

2007年2月23日

ナダルに新しいコーチを!

私の好きなTennis.comのSteve Tignor記者が全豪の後でESPN.comに書いた記事から抜粋です。ちょっとナダルに対して厳しい部分ですが、この前後でナダルの2006年後半の成績も、他の同世代やこれまでの成績に比べ決して悪いものではないことを言っています。


Time for some Nadal perspective
January 31, 2007


「率直に言えば、私はずっとナダルの成功に驚かされてきた。彼はバックハンドもサービス・リターンも力ずくで押し通し、スライスを打つ時は叩き切るようだ。彼の決定打であるフォアハンドさえ、短すぎることがしばしばある。彼よりもクリーンにボールを打つ選手は20人もいるかもしれない。それなら、彼はどうやってその名前をもう一度フェデラーに並べることができるのだろうか?全豪で出てきた仮説は、彼にはトニおじさんに代わる新しいコーチが必要だということだ。ラファのあのバックハンドをなめらかにしてくれるなら、誰でも歓迎だ――-ジミー・コナーズはアンディ・ロディックに対してそれをやってある程度の成功をおさめている。速いサーフェイスで上達し続けるためには、ナダルは心理的な反応を押さえ、サービスのプレースメントを予想されにくくする必要がある。以前、私は彼を過小評価していたが、今は、彼がうまくなるためなら何でもやるだろうことに疑いを抱いていない。

しかし、外部のアドバイスに耳を傾けることは、そこに含まれないかもしれない。ナダルはジュニアの時スペインの大きなアカデミーを避けてマヨルカ島で家族とトレーニングをし、今でもそこに家族と住んでいる。彼の成功の一番の理由は、彼のメンタル・アプローチだ。言ったように、彼のストロークには弱点がある。ナダルは何よりも、活気あるテニスをすることで勝つのであり、家族は彼の活気の大きな部分を占めている。ナダルはグランドストロークの導師に会いに行く時期かもしれないが、トニおじさんは絵の中心に留まる必要がある。」


ロディックやマレーでコーチの力の偉大さを目の当たりにし、「ナダルもハードコートに強いコーチを探せばいいのに」と私も考えたのですが、同時にトニおじさんと別れるくらいなら勝てなくてもいいと考えるかもねー・・・とも思いました。
トニおじさんともう一人・・・というのはありそうですが、コーチ同士で意見が割れたら、多分ラファはトニおじさんにつくだろうし、難しそう。

どんなにすばらしいコーチでも、選手との信頼関係が作れなかったら力を発揮できないだろうから、トニおじさんが新コーチを全面的にバックアップしていくか、今のままではどうにも勝てないという結論に達しない限り、新コーチはないのかな。
新しいコーチを得て、劇的に変わるナダルを見てみたい気もしますが。